職場で輝く女性

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vol.03

家族や職場の協力を大切にして、
全て抱え込まない気持ちの余裕を

須山建設株式会社 総務ブロック 総務グループ 庶務チーム M.T.さん

現在のお仕事や、子育てとの両立の工夫について教えてください。

総務グループに所属して、人事に関わる仕事をメインに、受付業務なども行っています。季節のトピックとしては年末調整、新入社員研修などがあり、それ以外にも社内行事、福利厚生の案内、社員の皆さんからの相談事など、ルーティンワーク以外の業務も数多くある部署です。デスクワークが中心の日々ですが、社内報作成のために現場取材に行くこともあります。内勤だとなかなか機会がないので、現場を見て担当者の方の話を聞くのは新鮮ですし、勉強になります。

6歳の長男と3歳の次男、それに主人と私の4人家族です。会社は、子どもが3歳になるまでは短時間勤務(9時から16時)が可能ですが、次男もつい最近3歳になったので、現在(取材は2017年11月)は8時から17時勤務をしています。朝は6時50分ごろに家を出て、子どもを保育園に連れて行き7時50分に出社するのですが、慌ただしい時などは主人が食器を洗ったり、私が身支度をしている間、子どもの世話をしてくれます。家事のメイン担当は私ですが、主人もできる時は率先してやってくれるので助かりますね。子どものお風呂は基本的に主人が見ていますし、晩ご飯を作ってくれることもあります。

子育て支援の仕組みや、社内外のネットワークなどは活用していますか?

1人目の長男の時は、何もかもが初めてで、わからないことばかりでした。そこで広報はままつで見つけた離乳食教室に参加しました。子どもたちが同じ月生まれということもあり、そこで知り合ったママ友の皆さんとは、今も親しいお付き合いが続いています。子どもの相談や、子連れでランチできるお店や遊び場情報の共有など、心強いネットワークでした。長男は来年小学校に上がるので、現在インターネットで「小学生の子を持つ、働くお母さん」の情報などを調べているところです。

職場では、子どもが1歳になるまで育休、3歳になるまで時短を認めてくれています。最初に時短で勤務し始めたころは、今までと同じ分量の仕事をこなせるか不安がありましたが、繁忙の時は部署内でフォローしてもらったり、先にできる仕事は前倒しで行うような習慣をつけたりして、業務をこなすことができました。保育園に入ると子どもが毎週のように熱を出し、実母のカバーでは足りずに私が休むことも多々あるので、急な休みが取れるように業務を消化しておくのは大事でした。

男性社員が多い職場ですが、同じ年ごろのお子さんを持つ方もいるので、こちらの事情を理解してもらいやすく、ありがたいです。何かあったときもすぐに相談できますし、通常勤務に戻り、「時間は大丈夫?」などと気遣いの声を掛けてもらっています。

ワークライフバランスで工夫しているポイントは何でしょうか。

休みの日は浜松市動物園、公園、ガーデンパーク、フルーツパーク、森林公園などに遊びに行きます。男の子2人で体力があるのか、動物園でたくさん歩いたり、簡単なアスレチックをしたり、広場でサッカーをしたり、走り回ったり、とにかく動いているのが楽しいようです。いい季節には、軽食やおやつを持ってピクニック気分で出掛けます。自衛隊浜松基地も遊びのスポットです。夏は涼しく過ごせますし、男の子たちなので飛行機にも興味津々です。

ことさら「仕事と家庭のオン/オフの切り替え」を意識することはなく、職場にいる時、家庭にいる時で、ごく自然にシフトチェンジをしている感じです。仕事中はもちろん目の前のやるべき仕事に集中していますし、帰って子どもの顔を見ると、おのずと家庭モードになる気がします。子どものしつけのためには、時には職場では出さない大きな声で怒るので(笑)、これもまたオンの状態といえます。

あえて「オフのモード」というものを考えると、自分だけの時間を過ごしている状態でしょうか。子どもが寝た後ゆっくりしたり、子どもを主人に見てもらって友人とご飯を食べたりする機会が、大切なリフレッシュのひとときです。仕事も家事も育児も、「自分が頑張って全部やらなくては」と思わず、家族の協力も仰ぎつつ、できるところは楽をして、余裕を持った気持ちで過ごすようにしています。そうした貴重な時間をつくり出せるよう、日ごろから工夫に努めています。仕事のお昼休憩時に日用品を買いに行ったり、食材も宅配サービスを利用して、手間を省いたりしています。

上長が語る、職場での活躍の様子

須山建設株式会社 総務グループ 人事庶務チーム チームリーダー T.I.さん(写真右端)
現在、総務グループの一員として活躍中です。先日も、初めて開催したグループ全体のボウリング大会を、企画から運営までリーダーとして成功させてくれました。

業務の改善にも積極的に取り組んでいますし、来年には初めての新入社員研修も担当する予定です。仕事と子育ての両立でとても忙しいと思いますが、そうした中でも資格の取得にも挑戦するなど意欲的で、こうしたまっすぐな姿勢は、後輩社員たちの良いお手本になってくれています。